魂の旅、食と誰かと、時々珈琲。

人生は旅。食と珈琲を好んでいる一介の主婦が日々を綴ります。

高いが旨いのはお菓子だけではなく/三宮・茜屋珈琲店

 前回書いたが、大阪に用事があって出かけていたことがあった。その帰りにLINEで夫から「パチスロで当たりが出た」と連絡が着たのである。私は夫にパチスロをしてもいいと言った覚えはなかったが、時々ストレス発散の為にふら~っと入ってしまうらしい。
 合流した夫は「レートが低いやつやってたから、珈琲代くらいしか出せないよ」と言っていた。ほうほう、それじゃ珈琲店に連れて行ってもらおうじゃないの、と、連れて行ってもらったのが茜屋珈琲店である。

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茜屋珈琲店



 店内はカウンターのみで、カウンターの上にはカップが所狭しとぶら下がっている。

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ずらっとぶら下がっているカップ


いかにも専門店と言ったところであるが、この店ではジャムも販売されている。

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いつか買いたい茜屋のジャム。



 さっそく茜屋特製ブレンド(700円)と「高いが旨いお菓子」(700円)を注文した。この「高いが旨いお菓子」は、以前入店したときにカップルが頼んでいたが、チョコレートケーキであるようだった。
 このお店のマスターは、客に合わせて約200客のカップから珈琲を淹れるものを選び、ひとつひとつ豆を挽き、丁寧にお湯を注ぎドリップしていく。だからか、珈琲の味も深みがあり、酸味と苦味のバランスが絶妙に取れている。この味わいの深さだと、ミルクを入れても美味しいだろう。

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茜屋特製ブレンド



 一方の「高いが旨いお菓子」は四角いチョコレートケーキで、くるみが入っているという。一口食べるとチョコレートの味わいが口いっぱいに広がり、どれだけチョコレートを使っているんだ、という気持ちになってくる。甘さとコクがありながら、かすかにビター感がある後味。

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高いが旨いお菓子。



 珈琲を飲んでいると、ふとカウンター席に置いてある珈琲の紹介が飛び込んできた。ブルーマウンテンの最高級品のブルーマウンテンNo.1が1杯2,100円、ジャコウネコの糞から取れる希少な豆コピ・ルワックが1杯2,800円、フルーティーな香りと強い酸味のイエメン産のモカマタリが800円(100g800円)……。モカマタリはともかく、他の二つは手が届きそうにない(苦笑)。
 帰り際、奥様に「お菓子美味しかったです、ごちそうさまでした」と告げると、「これはね、40年この味を守っているのよ、珈琲に合うように」とおっしゃっていました。茜屋珈琲店に行く予定がある方は是非「高いが旨いお菓子」、ご賞味あれ。

 

茜屋珈琲店 (あかねやこーひーてん) - 三宮/コーヒー専門店 [食べログ]

茜屋珈琲店神戸三宮 (@kobe_akaneya) | Twitter