メニューは看板の上/コーヒーハウス ZIZI
2019年2月15日、ちょっと三宮の珈琲店を巡ってみたくて、まず行きやすいサンバル内のコーヒーハウスZIZIに行ってみることにした。メニューは店外にのみあるので、何を頼むかをあらかじめ決めておくと注文するときにまごつかなくて済むだろう。
店内には4人がけテーブルと2人がけテーブルが白と黒を基調とした色合いで並べられている。すり減った床とともに年代を感じられる。客が多くなったらPCの使用はNGとなるらしく、一体何時頃がこの店のピークなのだろうかと思ってしまう。時々空調が思い出したかのようにバタバタ唸るのも味となっていてよい。
禁煙化が叫び続けられている今日、この店はどこの席でも灰皿があり、喫煙していいことになっている。愛煙家の憩いの場でもあるのだろう。
丁度窓側の席に座っていたので見下ろすと、スロットハウス弐番館が見える。あそこで遊んだ人もここにいっぷくしにくるのだろうか?
その時、スポーツ新聞を片手に中年男性が「ホットひとつくれる?」と入店してきた。きっと常連客なのだろう。4人がけテーブルにどっかりと座り新聞を広げ、運ばれてきた珈琲に砂糖を2杯入れると美味しそうにそれを飲みながら新聞を読む。
もしかしたら、ここの常連客はいつも同じものを頼むのかもしれないな、と思い、メニューが外にしかない理由を考えた。ある意味「ここでのお約束」なのだろう。「飲むものを決めてから入ってね」ということなのだろうか。
さてここのブレンド(300円)は酸味がやや勝っているがバランスの取れたすっきりとした味である。私としてはブラックで飲みたいところだ。
店員とマスターは女流作家について話をしている。私の珈琲も後残り少なくなってしまった。さあ、この辺で店を出ようじゃないか。また来よう。
コーヒーハウスジジ(三宮/カフェ・スイーツ) | ホットペッパーグルメ
営業時間:9:00~19:00
定休日:第2・第4土曜日