辛し辛し/東大阪・得一布施店
昨日のことだった。私は仕事を終えて先に呑んでいる夫ともてらじ主宰のB氏と合流するために阪神の奈良行きに乗って布施駅へ向かった。合流してから、味わいのありすぎる店に行き、なんとも言えない気分になりながらも最終的に得一布施店へと入店したのであった。
B氏は普通に焼き鯖を頼み、夫は生うにを頼み、私はちょっと気になったので「辛い湯豆腐」というものを頼んだ(写真失念)出てきた湯豆腐は汁が真っ赤で今まで見たこともない湯豆腐だったが辛くて美味しかった(尤もB氏は「この辛さいらいらする」と言っていたから、好みによる味なのかもしれない)。
談笑しながら呑んでいると、壁にふととあるメニュー表が貼り出してあるのが見えた。「から~~いメニュー」
表を見てもらえると分かるように、焼きそばやあげだし豆腐が辛くなって提供されるのだという。「私この辛い焼きそば食べてみたい」と言ったところ、「やめておいた方がいいって」との声が。どうもB氏は先程の「辛い湯豆腐」が出てくるところだし、星三つだからどんなものが出てくるか分かったものではないと考えているようだ。一方夫は最初からまったく食べる気がないようで、「好きにしたら?」と言っている。一応夫の許可を得て「辛~いソース焼きそば」を頼んでみた。
待つこと数分。見た目は普通?のソース焼きそばが出てきた。
しかしB氏は「もう目にキてるんだけど……」と言いながら自分の取り皿に少しだけ焼きそばを取って食べている。その瞬間「辛いのが登ってくる!」とアカン(あかん)反応をしていたので「え?そんなに辛いの?」と思ってしまう。B氏は蒙古タンメン中本の北極も平気で食べる程辛いものに耐性があるのにその反応とは。
この焼きそばはどんな辛さなんだろう?うきうきしながら麺をすすった。「ちょ、あんなにすすってる!」とB氏の声。ふむ、辛い。口の周りがぼんやり熱くなってきたし口の中は辛さで悲鳴をあげそうになっている。でも美味しい。次々と麺をすすっていく私。(この文章を書いている間、夫に「私が食べている時どう思った?」と聞いたら、「この人おかしいと思った」と返ってきた)
食べ終わり、お腹の中が熱くなった。B氏はちょっとだけ食べたに過ぎないのに汗だくになってしまったと言っている。見ると、手ぬぐいで何度も頭を拭いている。私も汗はかいているけどそれ程じゃないな……。口の中は鮮烈な辛さと熱さが残っているが、そのうち収まるだろう。
確かにここの辛いソース焼きそばは辛かったが、どちらかと言えば京橋・大阪王のハバネロ入り麻婆豆腐の方が辛かったような気がする。ちなみにB氏が気づいたのだが、この焼きそばの麺には唐辛子の粉が、まるでパスタに絡めてあるパルメザンチーズのように絡めてあったという。辛い食べ物が好きな人はぜひ食べてみてほしい。自己責任で。
立呑み 得一 布施店 (トクイチ) - 布施/立ち飲み居酒屋・バー [食べログ]
そして今日、私の胃はもたれてしまった。年って残酷だなぁ……と思いながら、ひつじ珈琲店にランチを食べに行くのであった。