いろいろ書いてみようかな?

何の変哲もない一介の主婦が、日頃気になっている事とか思っている事とかを書いていきます。

人とアロマの歴史・その1~アロマテラピー~

 

 

 はるか昔の古代から、植物やその精油は人間の生活に寄り添って利用されてきました。これがアロマテラピーの原型です。その後、ハーブや薬草、芳香植物、精油などは、さまざまな分野で中心的な存在になっていきます。生活の中でくつろぐ時、気分転換をする時、トリートメントを行う時になくてはならないものとして扱われてきたのです。
 私たちが小さな小瓶を手にとって、大好きな香りの精油を芳香浴やトリートメントに利用する時、アロマテラピーがたどってきた長い歴史を振り返ってみることで、1滴の精油に込められた「アロマテラピーの意義」を少し理解できるのではないでしょうか。そして、どうして私たちがアロマテラピーにこんなに惹かれるのか、わかるかもしれません。

□植物の力の発見
 植物は、私たち人間の生活に非常に役立ってくれています。お米や野菜、果物、お茶などの食物としてはもちろん、さまざまな道具や家具、家なども樹木がなくては成り立ちませんでした。
 また、人々は知らず知らずのうちに植物に秘められた不思議な力を発見し、それを生活に活用してきました。たとえば、日本では体を温めるしょうが、消化を助けてくれる大根、虫刺されによいどくだみ、神社のお炊きあげのときに用いられる香木など、現在でもよく知られているものがあります。
 世界的な歴史では、ネアンデルタール人の墓にタチアオイという草花の花粉の跡が残っています。目的は定かではありませんが、この草花の香りや効用、または美しさを知っていて死者にささげたものと思われます。
古代から、香りは神からの授かりものとして考えられていたようで、宗教的な儀式の中で香木や花などが焚かれました。紀元前3000年ごろの古代エジプトでは、ミイラを作る時に乳香(にゅうこう)や没薬(もつやく)を用いていました。これらの植物には防腐効果があり、死者がよみがえって魂が帰ってきた時に、肉体がそのままの姿で残っているようにとの祈りが込められたものです。この時代には、薫香(くんこう)という現代のお香のようなものを焚いて神々をまつったり、ハーブや薬草を湯やオリーブ油などに漬け込んで作った浸剤を肌に塗ったり飲んだりして利用していました。また、紀元前100年ごろに絶世の美女といわれたクレオパトラは、香料、特にバラを好んで入浴や香水に使ったといわれています。

イエス・キリストに捧げた3つの宝
 新約聖書の中にとても興味深い物語があります。イエス・キリストが誕生した時、東方の三賢人(博士)が3つの贈り物を捧げたというものです。イエスが誕生した馬屋でそれぞれが捧げた品は、「黄金」「乳香」「没薬」だったとされています。
 黄金は、いつの世でも価値のある宝ですし、物語の中でも現世の王を象徴する貴重なものとされていますが、アロマに興味があるという方にとっては、なじみのある乳香や没薬が気になるところだと思います。当時、乳香と没薬は「神の薬」を意味し、まさにこの世に降り立った救世主イエス・キリストに捧げる品としてふさわしい品と考えられました。現在では、乳香はフランキンセンス、没薬はミルラとしてアロマテラピーに広く活用されていますが、どことなく神秘的で魅力あふれる香りなどから、新約聖書の逸話にも深くうなずけるものがありますね。

 

参考文献
 ・幸せを呼び込むアロマテラピー事典/色映みほ著・マイコミ
 ・はじめてのアロマテラピー/佐々木薫監修・池田書店
 ・ひとりで学べるアロマテラピー検定試験1級2級テキスト&問題集/村上志緒・門間充衣子監修・ナツメ社

 

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